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2009年1月 9日 (金)

植物学者・久内清孝氏と漱石

 久しぶりに古本らしいにおいのするいい本に出会いました。

 『久内清孝先生追悼集』(〔非売品〕幾瀬マサ編/広川書店/1982.4)

 植物採集のオールドファンの方なら名前はご存じかも知れませんし、氏の名を冠した“ヒサウチソウ(久内草)”という珍しい花も少しは知られているかも知れません。久内清孝氏は、植物分類学の泰斗といっていい大学者でしたから、この本には氏を慕う後輩や弟子筋にあたる植物学者の方が多くの追悼文を寄せています。久内氏が天寿を全うされて亡くなられたのは97歳のことでしたから、寄稿者は自ずと氏より若い人たちになるわけです。そこには牧野富太郎との貴重なエピソードを含む久内讃歌がたくさん語られているのです。

 私が久内清孝氏の名前を知ったのは、前田普羅の関東大震災を扱ったエッセイにに登場する植物好きなジャパンタイムズ横浜支局長としてでした。
 そして、偶然、夏目漱石の書簡の中に同姓同名の「久内清孝」を見つけたのです。
 
 「ジャーナリスト」、「植物学者」、「夏目漱石の友人」。この3人の久内清孝氏は同一人物なのか・・・?。こうした何気ない疑問から私の久内清孝氏との付き合いが始まったのでした。

 そして、こうした疑問をつづった過日の日記を読まれた久内清孝氏の縁者の方から、貴重なメールをいただいて、私の久内清孝探索は、新たに始まりました。上記の『久内清孝先生追悼集』の存在もそんな中で知ったのです。
 近いうちに、――まだまだ不明なことだらけなのですが――久内氏と漱石の関わりの辺りから少し情報を整理してみたいと思っています。

(参照/旧日記)
 http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=325457&log=20080830
 http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=325457&log=20030628
 http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=325457&log=20030615

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